特集 整形外科領域における医療安全最前線
総論
手術室における医療安全−感染対策の現況−
中島 勧
1,2
1日本整形外科学会安全医療推進・感染対策委員会
2虎の門病院医療安全部
キーワード:
周術期感染対策(perioperative infection control)
,
手術部位感染(surgical site infection)
,
ガイドライン(guideline)
Keyword:
周術期感染対策(perioperative infection control)
,
手術部位感染(surgical site infection)
,
ガイドライン(guideline)
pp.159-162
発行日 2024年2月19日
Published Date 2024/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001667
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
整形外科では人工物を用いる手術が多く,手術は厳重な感染対策の下で実施されてきた。1999年に米国CDCから手術部位感染(SSI)予防ガイドラインが発表されて以来,SSI予防が注目されるようになった。日本整形外科学会からも2006年に骨・関節術後感染予防ガイドライン,2015年に同改訂第2版が公表され,2018年に整形外科感染対策における国際コンセンサスが公開されている。整形外科のSSI対策の現状を振り返り,最新の予防策を紹介する。
Copyright © 2024, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.