特集 運動器慢性疼痛の病態と治療
運動器慢性疼痛の病態と疫学
菅井 桂子
1
,
中村 雅也
1
1慶應義塾大学整形外科学教室
キーワード:
運動器慢性疼痛(chronic musculoskeletal pain)
,
侵害受容性疼痛(nociceptive pain)
,
神経障害性疼痛(neuropathic pain)
Keyword:
運動器慢性疼痛(chronic musculoskeletal pain)
,
侵害受容性疼痛(nociceptive pain)
,
神経障害性疼痛(neuropathic pain)
pp.694-699
発行日 2022年7月19日
Published Date 2022/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001052
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わが国における運動器慢性疼痛の有訴率は15.4%であり,高齢者よりも30~40歳台に多い。治療に難渋する症例が多く,その結果,症状が持続するにもかかわらず治療を中断してしまう症例は約半数を占める。症状の持続はQOL低下・将来的ADL低下のリスクになることが明らかになっており,個々の患者に適したアプローチで対策をとることが望ましい。
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