特集 コンバージョンTHAのすべて-難易度の高いprimary THA-
寛骨臼骨折後の外傷性股関節症に対するTHA
高尾 正樹
1
,
上村 圭亮
1
,
濱田 英敏
1
,
安藤 渉
2
,
岡田 誠司
1
,
菅野 伸彦
2
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学整形外科学
2大阪大学大学院医学系研究科運動器医工学治療学
キーワード:
外傷性股関節症(post-traumatic osteoarthritis)
,
寛骨臼骨折(acetabular fracture)
,
pelvic discontinuity
Keyword:
外傷性股関節症(post-traumatic osteoarthritis)
,
寛骨臼骨折(acetabular fracture)
,
pelvic discontinuity
pp.200-205
発行日 2022年2月19日
Published Date 2022/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000895
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寛骨臼骨折後の外傷性股関節症に対する人工股関節全置換術は,偽関節や骨欠損,金属プレートやスクリューの存在,軟部組織癒着などの状態が症例により異なり,手術の難易度の幅が広い。CTを撮影し3次元計画を立案することが望ましい。特に寛骨臼の上下で骨盤が不連続となったpelvic discontinuityになっていないかの確認が重要である。再THAと寛骨臼骨折骨接合術の両方の知識と技術を要する場合があり,術者の経験が少ないときは両方に精通する医師に相談することも重要である。
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