特集 骨盤骨折治療Update:基礎から応用まで
Ⅰ.骨盤輪損傷(高エネルギー損傷)
骨盤輪骨折治療のための骨盤周囲解剖と分類
金丸 明博
1
,
土井 武
1
1岡山赤十字病院
キーワード:
骨靱帯構造(osteoligamentous structure)
,
Young-Burgess分類(Young-Burgess classification)
,
潜在的不安定性(occult instability)
,
リコイルリダクション(recoil reduction)
Keyword:
骨靱帯構造(osteoligamentous structure)
,
Young-Burgess分類(Young-Burgess classification)
,
潜在的不安定性(occult instability)
,
リコイルリダクション(recoil reduction)
pp.350-358
発行日 2021年4月19日
Published Date 2021/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000581
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骨盤輪骨折の治療においては,骨盤の解剖学的特徴を十分に理解したうえで骨折型を正しく分類し,それに基づいた治療計画を立てる必要がある。特にリング構造の不安定性を正確に評価することが重要であるが,静的診断では安定型に見えても全身麻酔下ストレス検査で不安定性を呈するものがある。こうした潜在的不安定性を有する症例があり,注意が必要である。
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