特集 誤診と見逃しを防ぐ
見逃しやすい小児の骨折・外傷-乳幼児期の下肢骨折:Toddler’s fractureについて-
中村 幸之
1
,
髙村 和幸
1
1福岡市立こども病院整形・脊椎外科
キーワード:
骨折(fracture)
,
乳幼児(infant)
,
よちよち歩き骨折(toddler’s fracture)
Keyword:
骨折(fracture)
,
乳幼児(infant)
,
よちよち歩き骨折(toddler’s fracture)
pp.24-30
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000423
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乳幼児期の外傷は患者が受傷機転を説明できないためにしばしば診断が難しい。当院における乳幼児の下肢骨折をレビューし,その特徴を検討した。特に,明らかな誘因なく跛行を呈した患児は,不全骨折の可能性が考えられるため,慎重な経過観察が必要である。いわゆるtoddler’s fracture(よちよち歩き骨折)について述べる。
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