特集 アスレティックリハビリテーションの奥義
肘関節疾患のアスレティックリハビリテーション
坂田 淳
1
1トヨタ記念病院リハビリテーション科
キーワード:
肘内側側副靱帯(ulnar collateral ligament)
,
アスレティックリハビリテーション(athletic rehabilitation)
,
コンディショニング(conditioning)
Keyword:
肘内側側副靱帯(ulnar collateral ligament)
,
アスレティックリハビリテーション(athletic rehabilitation)
,
コンディショニング(conditioning)
pp.497-503
発行日 2020年5月19日
Published Date 2020/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000214
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肘内側側副靱帯(ulnar collateral ligament;UCL)損傷に対するリハビリテーションは,原則保存療法であるが,UCLの状態や肘外反不安定性の程度によっては手術療法が選択される。UCL損傷に対する保存療法と術後療法の基本方針は同様であり,動的肘外反制動機能のほか,胸郭・肩甲骨・肩関節・股関節を含めた全身の機能改善を行う必要がある。保存療法と手術療法では上肢の運動制限期間が異なり,機能面だけでなく,体力面も考慮したコンディショニングが重要となる。
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