特集 心臓電気生理を理解して不整脈診療に活かす
識る 臨床医が知っておくべき抗不整脈薬の作用機序
古川 哲史
1
,
井原 健介
,
山添 正博
,
笹野 哲郎
1東京医科歯科大学難治疾患研究所 生体情報薬理学
キーワード:
活動電位
,
抗不整脈剤
,
不整脈
,
QT間隔
,
Potassium Channel Blockers
,
Sodium Channel Blockers
,
脱分極
,
リエントリー
Keyword:
Anti-Arrhythmia Agents
,
Action Potentials
,
Arrhythmias, Cardiac
,
Sodium Channel Blockers
,
Potassium Channel Blockers
pp.559-565
発行日 2019年6月9日
Published Date 2019/6/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2019249766
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<Point>1 Naチャネル遮断薬(I群薬)は興奮性・伝導時間・不応期に作用し、これらの作用のバランスによって抗不整脈性にも催不整脈性にもなる。2 Kチャネル遮断薬(III群薬)は不応期に作用することで抗不整脈作用を示す。3 活動電位持続時間(QT時間)を延長するIII群薬・Ia群薬ではtorsades de pointesとよばれる副作用を起こす催不整脈性が問題となる。
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