特集 慢性閉塞性病変strategy
治す リエントリーデバイスによるCTO-PCI成功率向上は可能か?
松野 俊介
1
1心臓血管研究所附属病院 循環器内科
キーワード:
インターベンショナル超音波診断
,
冠状動脈閉塞症
,
経皮的冠状動脈インターベンション
,
ワイヤー
Keyword:
Ultrasonography, Interventional
,
Coronary Occlusion
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.1109-1114
発行日 2018年11月9日
Published Date 2018/11/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2019007040
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<Point>1 わが国のCTO-PCIにおいては、従来の方法によって非常に高いテクニカル成功率が収められており、リエントリーデバイスによる成功率の底上げは現実的ではないと考えられる。2 適した症例でリエントリーデバイスを使用することで、手技の簡素化や手技時間の短縮、PCIデバイスの節減、逆行性アプローチに伴う潜在リスクの回避が実現される可能性がある。3 わが国で頻用されているCTやIVUSなどのイメージングモダリティがantegrade dissectionand re-entry(ADR)の適応決定や至適部位の同定に有用である可能性がある。
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