特集 抗血小板薬治療の最前線
識る 日本人における大規模臨床試験
川嶋 秀幸
1
,
上妻 謙
1帝京大学医学部附属病院 循環器内科
キーワード:
心房細動
,
多剤併用療法
,
投薬計画
,
臨床試験
,
血小板凝集阻害剤
,
心筋虚血
,
リスク評価
,
Prasugrel
,
経皮的冠状動脈インターベンション
Keyword:
Prasugrel Hydrochloride
,
Atrial Fibrillation
,
Drug Administration Schedule
,
Clinical Trials as Topic
,
Drug Therapy, Combination
,
Platelet Aggregation Inhibitors
,
Risk Assessment
,
Myocardial Ischemia
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.452-455
発行日 2018年5月9日
Published Date 2018/5/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018194381
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<Point>1 効果発現の早さに個人差の少ないプラスグレルの登場によって、わが国における冠動脈インターベンション後のアスピリンの重要性は低下してきている。2 2剤併用抗血栓療法(dual antiplatelet therapy:DAPT)継続の指標としてDAPTスコアが有名だが、日本人には当てはまらないという意見も多く、日本人に合ったスコアが求められる。3 RE-DUAL PCI試験では、冠動脈インターベンションを施行した非弁膜症性心房細動患者において、2剤併用抗血栓療法は、3剤併用抗血栓療法に比べて有意に出血リスクを減少させ、血栓イベントにおいて非劣性が示した。
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