特集 肺癌:診断と治療の実際2018
肺がん検診の現状
吉村 明修
1
1東京医科大学病院 臨床腫瘍科
キーワード:
喀痰
,
胸部X線診断
,
細胞診
,
集団検診
,
肺腫瘍
,
放射線量
,
精度管理
,
胸部CT
,
精密検査
Keyword:
Cytodiagnosis
,
Lung Neoplasms
,
Mass Screening
,
Radiation Dosage
,
Radiography, Thoracic
,
Sputum
pp.1426-1432
発行日 2018年12月26日
Published Date 2018/12/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019081399
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胸部X線による肺がん検診は、1990年代に実施された4つの症例対照研究において死亡率減少効果が示されたことを根拠に、日本肺癌学会による「肺がん検診の手引き」に基づいて実施されている。また、低線量胸部CTによる肺がん検診は死亡率減少効果の有無を判断する根拠が不十分であるため、対策型検診として実施することは勧められていない。
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