特集 救急放射線診断へのアプローチ
脳神経・脊髄/脳血管障害 くも膜下出血
浅原 涼子
1
,
井田 正博
1荏原病院 放射線科
キーワード:
クモ膜下出血
,
MRI
,
動眼神経疾患
,
脳動脈瘤
,
MRA
,
頭部CT
Keyword:
Intracranial Aneurysm
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Subarachnoid Hemorrhage
,
Oculomotor Nerve Diseases
,
Magnetic Resonance Angiography
pp.8-11
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019006612
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<診断のポイント>
・クモ膜下出血の診断にはCTが第一選択となる。
・クモ膜下出血の最も頻度が高い原因は脳動脈瘤の破裂である。
・脳動脈瘤の好発部位は前交通動脈、内頸動脈後交通動脈分岐部、中大脳動脈分岐部である。
・発症数日後からはCTで低吸収域化するため、その診断にはMRI FLAIR像が有用となる。
・典型的な激しい頭痛を有しない切迫破裂状態の症例も存在する。
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