特集 所見から進める膵腫瘤の鑑別
出血を伴う病変
高司 亮
1
,
松本 俊郎
,
本郷 哲央
1大分大学 医学部放射線医学講座
キーワード:
MRI
,
出血
,
鑑別診断
,
膵偽嚢胞
,
膵臓疾患
,
膵臓腫瘍
,
神経内分泌腫瘍
,
嚢胞腺腫-漿液性
,
Solid-Pseudopapillary Tumor
,
膵芽腫
,
膵管内腫瘍
,
粘液性嚢胞腫瘍
,
腹部CT
Keyword:
Pancreatic Intraductal Neoplasms
,
Diagnosis, Differential
,
Hemorrhage
,
Pancreatic Neoplasms
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Pancreatic Diseases
,
Pancreatic Pseudocyst
,
Cystadenoma, Serous
,
Neuroendocrine Tumors
pp.712-721
発行日 2018年6月26日
Published Date 2018/6/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2018282836
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出血を伴う膵病変として、膵仮性嚢胞や充実性偽乳頭状腫瘍(SPN)、漿液性嚢胞腺腫(SCA)などがよく知られており、その他にも粘液性嚢胞性腫瘍(MCN)や膵管内乳頭状粘液性腫瘍(IPMN)、膵内分泌性腫瘍、膵腺房細胞癌、膵芽腫などでも嚢胞内出血や出血壊死を生じうる。出血を合併した膵病変においては非典型的な画像所見を示すことがあり、重篤な場合には積極的な介入治療が必要となる。本稿では出血を伴う膵病変について、自験例の提示を中心に概説する。
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