特集 知っておきたいMRI画像診断のコツ
腹部 肝
松田 恵
1
,
津田 孝司
,
海老原 るい
,
菊池 恵一
,
望月 輝一
1愛媛大学 大学院医学系研究科放射線医学
キーワード:
肝細胞癌
,
肝臓疾患
,
肝臓腫瘍
,
血管腫
,
MRI
,
鑑別診断
,
肝細胞腺腫
,
限局性結節性過形成
,
Gadoxetic Acid
,
Ferumoxides
,
異型腺腫様過形成
,
WHO分類
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Hemangioma
,
Liver Neoplasms
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Liver Diseases
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Adenoma, Liver Cell
,
Focal Nodular Hyperplasia
,
Gadolinium Ethoxybenzyl DTPA
pp.149-161
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2018192375
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<チェックポイント>
●Gd-EOB-DTPAは細胞外液性造影剤とは異なる特性があり、症例により使用する造影剤の選択や読影に注意を要す場合がある。
●進行肝細胞癌の一部には肝細胞相で等。高信号な病変が存在する。
●早期肝細胞癌と異型結節の鑑別には肝細胞相の有用であるが、厳密には困難である。
●非典型的な造影パターンを呈す血管腫やGd-EOB-DTPAを用いた造影MRIで血管腫や転移性肝腫瘍の質的診断を行う場合、肝細胞相やdynamic撮影のみでは診断が困難な場合があり、他所見と併せた評価を要す。
●限局性結節性過形成と他の多血性腫瘍との鑑別には、肝細胞相の有用性が高い。
●肝細胞腺腫は4つの亜型に分類され、それぞれ臨床的特徴や画像的特徴などが異なる。
Copyright© 2018 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.