特集 放射線科研修医の胸腹部画像診断must know
腹部・骨盤部 女性生殖器 卵巣嚢胞性腫瘍
寺田 大晃
1
,
本田 有紀子
,
粟井 和夫
1広島大学病院 放射線診断科
キーワード:
MRI
,
鑑別診断
,
卵巣腫瘍
,
卵巣嚢胞
,
類内膜癌
,
明細胞腫瘍
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ovarian Cysts
,
Ovarian Neoplasms
,
Carcinoma, Endometrioid
pp.197-201
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2017402778
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日常診療において,卵巣嚢胞性病変に遭遇する頻度は非常に高く,その多くは良性病変である可能性が高い。特に,生殖可能年齢の女性で認めた場合の多くは機能性嚢胞(卵胞嚢胞,黄体嚢胞)であり,いずれも数週間~3ヵ月程度で自然消退する。機能性嚢胞は排卵に関連して発生する貯留嚢胞で,閉経後には見られない。
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