特集 サルコイドーシス:疾患概念と最新の画像診断
神経サルコイドーシスのMRI所見
雫石 崇
1
,
天野 康雄
,
禹 潤
,
日高 史貴
,
山田 晴耕
,
和田 昭彦
1日本大学 医学部放射線医学系画像診断学分野
キーワード:
下垂体疾患
,
硬膜
,
MRI
,
視床下部疾患
,
髄膜
,
脊髄疾患
,
脊椎疾患
,
脳神経疾患
,
白質脳症
,
サルコイドーシス-神経
Keyword:
Cranial Nerve Diseases
,
Dura Mater
,
Hypothalamic Diseases
,
Meninges
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Pituitary Diseases
,
Spinal Cord Diseases
,
Spinal Diseases
,
Leukoencephalopathies
pp.26-33
発行日 2017年1月26日
Published Date 2017/1/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2017115221
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サルコイドーシスは,組織学的に非乾酪壊死を特徴とする特発性の多臓器疾患で, 特に肺やリンパ節に好発するほか,身体のあらゆる領域に認められる。脳および 脊髄サルコイドーシスの最も典型的な画像所見は,軟髄膜の肥厚および増強効果 で,特に脳底部周囲に認められるが,骨,硬膜,神経根,軟髄膜および脳実質に, 単独または合併して病変を認めることがある。本稿では,中枢神経サルコイドー シスのMRI所見を中心にレビューする1)。
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