Evidence based health careと大腿骨頸部･転子部骨折の診療ガイドライン

EBM普及推進事業｢Minds｣は、｢ガイドライン統括委員会｣｢ガイドライン作成グループ｣｢システマティック･レビューチーム｣という3つの独立した組織で作業を進め、1)クリニカルクエスチョンの設定、2)アウトカムのランク付け、3)文献収集とそのシステマティック･レビュー、4)推奨の記載という流れで診療ガイドラインを作成することを推奨している。『大腿骨頸部/転子部骨折診療ガイドライン第3版』はこれを参考にしてはいるが、学会主導で低予算の現状では、すべてを推奨通りに行うのは不可能である。