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これだけは知っておきたい、整形外科的徒手検査法(第23回) 上肢-手関節 Ulnocarpal stress test
甲斐 糸乃
1
,
帖佐 悦男
1地域医療機能推進機構宮崎江南病院 整形外科
キーワード:
関節疾患
,
手関節
,
上肢
,
理学的検査
Keyword:
Joint Diseases
,
Physical Examination
,
Wrist Joint
,
Upper Extremity
pp.1198-1199
発行日 2017年11月19日
Published Date 2017/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018042404
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Ulnocarpal stress test(尺側手関節負荷テスト)は,手関節における疼痛誘発検査法である。1991 年,Friedmanら1)によりulnar impaction syndromeの疼痛誘発テストとして最初に報告された。 その後,Nakamuraら2),3)によって検証がなされ,三角線維軟骨複合体(triangular fibrocartilage complex;TFCC)損傷,月状三角靱帯損傷,尺骨突き上げ症候群などの尺側手関節障害における診断・ 治療効果判定での有用性が報告された。 なお,ulnocarpal stress testという呼称は中村ら3)によって初めて用いられた。
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