連載 医療から行動経済学を再考する―「Heart View」出張編―
第4回 【社会の影響】「誰が言ったか」が情報の価値を歪める?
水野 篤
1
1聖路加国際病院 心血管センター 循環器内科
pp.988-993
発行日 2026年9月9日
Published Date 2026/9/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000002409
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なぜ正しいことを伝えたのに行動が変わらないのか。―本連載では,臨床現場に潜むジレンマを読み解く。非合理な「こころ」に寄り添い,「アタマ」で分析しながら,望ましい行動へ導く「仕掛け」設計法を,書籍『医療から行動経済学を再考する―アタマとこころと仕掛け』からの転載と,新規書き下ろしで解説していく。私たちはなぜ,正しいとわかっていることよりも「みんながどうしているか」「誰が言ったか」をもとに行動してしまうのか。第4回ではその理由を紐解くための概念である社会的証明,権威バイアス,記述的規範とピア効果についてお届けする。

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