特集 ALL about TEE
診る7
TEE検査の実際〜当院ではこうしています,M-TEER時代における僧帽弁3D構築と解析編
泉 佑樹
1
1榊原記念病院循環器内科
キーワード:
3D経食道心エコー(3D TEE)
,
僧帽弁逆流症(MR)
,
弁下組織(Subvalvular apparatus)
,
Multi-planar reconstruction(MPR)
,
経皮的僧帽弁接合不全修復術(M-TEER)
Keyword:
3D経食道心エコー(3D TEE)
,
僧帽弁逆流症(MR)
,
弁下組織(Subvalvular apparatus)
,
Multi-planar reconstruction(MPR)
,
経皮的僧帽弁接合不全修復術(M-TEER)
pp.988-993
発行日 2025年10月9日
Published Date 2025/10/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000002047
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一次性MRに対する僧帽弁手術の成否は,術前の正確な僧帽弁評価にかかっている。特に経皮的僧帽弁接合不全修復術(M-TEER)においては,術野で僧帽弁の真の姿を見ることなく,エコー画像のみで立ち向かわなければならない。このため,3D経食道心エコー図検査(TEE)による評価は必須だが,単に画像を描出するだけでは不十分である。本稿では,M-TEER治療を成功に導くための,当院で実践している3D TEE評価法,特に弁下組織の評価とMPR解析を駆使した治療戦略について解説する。

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