特集 たくさんの症例でもっと地力が伸ばせる脊椎画像診断
骨化症・沈着症
小城原 瑛
1
,
福田 健志
2
1東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 放射線部
2東京慈恵会医科大学 放射線医学講座
pp.1206-1213
発行日 2026年10月26日
Published Date 2026/10/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000003526
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椎骨を支持する構造として,前縦靱帯や後縦靱帯,黄色靱帯などがあり,びまん性特発性骨増殖症(diffuse idiopathic skeletal hyperostosis:DISH)や後縦靱帯骨化症(ossification of posterior longitudinal ligament:OPLL)といった疾患では,これら支持組織に肥厚や骨化が生じる。これにより椎体の可動性制限や脊柱管狭窄が生じ,軽微な外傷によっても脊椎骨折や脊髄損傷をきたす危険性が高まる。また,結晶沈着症である頸部偽痛風/crown dens syndromeや石灰沈着性頸長筋腱炎は,「頸部痛」の重要な鑑別疾患である。適切に治療を行えば速やかに改善する疾患であり,診断的価値は非常に高い。

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