特集 必要な解剖を理解して苦手を克服−肘,手,足関節疾患の診断−
序説:肘・手・足関節疾患読影をどうこなすか
橘川 薫
1
1千葉大学医学部附属病院 画像診断センター
pp.781-781
発行日 2026年7月26日
Published Date 2026/7/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000003440
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骨軟部領域の画像診断のなかでも,肘・手・足関節の疾患は苦手意識をもたれやすい領域です。脊椎や膝・股関節などと比べて検査依頼の頻度が必ずしも高くないうえ,狭い範囲に多数の靱帯や腱,神経が密に走行し,その正常像が部位ごと,断面ごとに大きく異なります。日常的に向き合う機会が少ないために正常解剖が十分に頭に入っておらず,「どこをみればよいのか」,「これは正常なのか異常なのか」という最初の段階でつまずいてしまいます。若手の先生方から寄せられる「苦手」という声の多くは,ここに起因しているように思われます。

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