特集1 FDG–PET検査におけるピットフォール集
悪性腫瘍の評価と治療に関連するFDG–PETのピットフォール
北島 一宏
1
1兵庫医科大学病院 放射線科
キーワード:
放射線肺臓炎(radiation pneumonitis)
,
腫瘍随伴サルコイド反応(paraneoplastic sarcoid reaction)
,
免疫関連有害事象(immune–related adverse event;irAE)
Keyword:
放射線肺臓炎(radiation pneumonitis)
,
腫瘍随伴サルコイド反応(paraneoplastic sarcoid reaction)
,
免疫関連有害事象(immune–related adverse event;irAE)
pp.146-156
発行日 2024年2月26日
Published Date 2024/2/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001573
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一部の良性腫瘍はFDGが集積したり,一部の悪性腫瘍はFDG集積がみられなかったりするが,ある程度決まりがある。このことを常に念頭においてPET読影を行うことが誤診を防ぐうえで大切であり,ほかの検査画像や診療録を最大限活用することが望まれる。また,癌の治療法が多様化する今日の診療において,さまざまな治療後にFDG–PET/CT検査を行う機会が増えているが,治療に関連するピットフォールについても解説する。
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