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連載 卒後研修講座
骨腫瘍診療の基本と画像診断の要点
-――若手整形外科医のための実践的ガイド
Basics of bone tumor management and imaging for orthopaedic trainees
星 学
1
M. Hoshi
1
1大阪市立総合医療センター整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Osaka City General Hospital, Osaka
キーワード:
bone tumor
,
radiological findings
,
diagnosis
Keyword:
bone tumor
,
radiological findings
,
diagnosis
pp.475-480
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_475
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は じ め に
骨腫瘍は整形外科領域において比較的まれな疾患であり1),すべての整形外科医が生涯に多く経験するわけではない2).しかしながら,実際には骨腫瘍の患者はまず一般整形外科外来を受診するのが通常であり,その初期対応や鑑別診断の正確性が患者の予後に直接的に影響することも少なくない.骨・軟部腫瘍専門施設への紹介が遅れれば,悪性骨腫瘍においては病的骨折,腫瘍の局所伸展,切断の必要性の増大,さらには生命予後の悪化を招く可能性がある.このような背景から,骨腫瘍を専門としない若手整形外科医であっても「骨腫瘍を疑う視点」,「画像から良性・悪性を評価する基礎知識」,「適切な紹介のタイミング」の三点を身につけることがきわめて重要である.
本稿では,原発性骨腫瘍を中心に,実臨床で頻用される単純X線像,MRI所見を基盤にした診断手順を包括的に整理する.各腫瘍の詳細な生物学的特徴や病理学的分類についてはWorld Health Organization(WHO)分類3)や専門書を参照されたいが,本稿は特に外来診療で “明日から使える” 実践形式を重視しまとめたものである.

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