学会を聞く
日本スポーツ整形外科学会2024
中前 敦雄
1
A. Nakamae
1
1広島大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Graduate School of Biomedical and Health Science, Hiroshima University, Hiroshima
pp.189-192
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei76_189
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1.は じ め に
2024年9月12日(木)~13日(金)に日本スポーツ整形外科学会2024(JSOA 2024)が,大隈記念講堂,早稲田キャンパス,リーガロイヤルホテル東京で開催され,早稲田大学スポーツ科学学術院教授の熊井司先生と金岡恒治先生が会長を務められた.また,9月14日(土)には,第21回日韓整形外科スポーツ医学会合同シンポジウム(The 21st JSOA-KOSSM Combined Symposium of Orthopaedic Sports Medicine)も併催された.
日本スポーツ整形外科学会(JSOA)は,日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)と日本整形外科スポーツ医学会学術集会(JOSSM)が,ともに歩み寄って設立された新学会であり,2023年に広島大学整形外科教授の安達伸生会長のもと,第1回の学会(JSOA 2023)が広島で開催された.JOSSMならびにJOSKASの両学会は,医師や理学療法士,トレーナーなどからなる大きな学術団体として発展し,それぞれの学会に独自の特色や伝えてきた文化があった.それらが2023年の学会ではじめて融合し,その年にすでに約3,600名の会員を要する,整形外科を代表する学会の一つとなった.
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