Japanese
English
臨床室
長期経過観察が可能であったEhlers–Danlos症候群の1例
Ehlers–Danlos syndrome with long-term follow-up:report of a case
山口 雄大
1
,
王寺 享弘
1
,
松田 秀策
1
T. Yamaguchi
1
,
T. Ohdera
1
,
S. Matsuda
1
1福岡整形外科病院
1Fukuoka Orthopaedic Hospital, Fukuoka
キーワード:
Ehlers–Danlos syndrome
,
constarined TKA
,
OA of the knee
,
hypermobile
Keyword:
Ehlers–Danlos syndrome
,
constarined TKA
,
OA of the knee
,
hypermobile
pp.929-936
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_929
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Ehlers–Danlos症候群は関節の過可動性,皮膚弛緩性,皮膚脆弱性を特徴とする結合組織病である.Ehlers–Danlos症候群の中でも関節過活動型は,過可動性による動揺性が原因で変形性関節症(OA)を発症し,人工関節置換術にいたることがある.また人工関節手術を行う際は皮膚脆弱性のため感染のリスクが高く,注意が必要である.しかしEhlers–Danlos症候群に対する人工関節手術に関する報告は少なく,長期経過に関する報告は渉猟しえた限りではみつからなかった.われわれは術後18年の長期観察例を経験したので報告する.
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