連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
戸塚 翔
1
,
西野 衆文
1
1筑波大学整形外科
pp.49-50
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_49
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Question
症 例.26歳,女.
主 訴:左鼡径部痛.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:妊娠34週ごろから左鼡径部痛を自覚し,妊娠38週に通常分娩で出産した.出産後4週で疼痛が持続していたため近医を受診し,精査加療を目的に当院に紹介され受診した.
身体所見:左鼡径部痛は出産後から徐々に軽快してきていたが,症状は残存しておりPatrickテストは左で陽性であった.明らかな可動域制限,圧痛点はなかった.
X線所見:前医初診時の股関節単純X線正面像を図1に示す
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