連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
小松原 悟史
1
1香川大学医学部附属病院リハビリテーション部講師
pp.787-788
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_787
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Question
症 例.40歳,女.
主 訴:腰痛.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:3ヵ月前より誘因なく腰痛を自覚した.近医を受診しX線像で腰椎に異常陰影を指摘され,精査加療目的に当科を紹介され受診した.
身体所見:腰仙部付近の広い範囲に腰痛を自覚した.叩打痛はなかった.下肢伸展挙上テスト(SLR)両側80°で疼痛はなく,大腿神経伸展テストは両側陰性であった.深部腱反射は左右差なく正常であった.下肢筋力も正常で,感覚鈍麻はなかった.排尿も問題なかった.
X線所見:図1に初診時腰椎単純X線像を示す.
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