Japanese
English
臨床室
内側型距骨下関節完全脱臼に対して保存的治療を行いスポーツ復帰した1例
Returned to sports by conservative treatment after subtalar joint medial dislocation:report of a case
天野 喜崇
1
,
鵜飼 康二
2
,
宮本 梓
1
Y. Amano
1
,
K. Ugai
2
,
A. Miyamoto
1
1慶友整形外科病院リハビリテーション科
2慶友整形外科病院整形外科
1Dept. of Rehabilitation, Keiyu Orthopedic Hospital, Tatebayashi
キーワード:
subtalar dislocation
,
non-operative treatment
,
trauma
Keyword:
subtalar dislocation
,
non-operative treatment
,
trauma
pp.1363-1366
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_1363
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距骨下関節脱臼は,全外傷性脱臼の約1%1)程度とされており,きわめてまれな脱臼である.受傷機転は,高所からの転落や交通事故などの高エネルギー外傷やスポーツ外傷が報告されている.近年,多くの症例が報告されており,固定期間や荷重時期についての検討がなされている.しかし,受傷後の足部・足関節機能の長期的な経過を報告しているものが多く,スポーツ復帰時期に関する報告は少ない.本稿では,体操競技中に受傷した距骨下関節脱臼に対し,保存的治療を行いスポーツ復帰した症例を経験したため報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021