連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
菊池 直哉
1
,
金森 章浩
2
1筑波大学整形外科
2筑波大学整形外科講師
pp.151-152
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_151
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Question
症 例.54歳,男.トラック運転手.
主 訴:左膝痛,可動域(ROM)制限.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:5年前からクラッチ動作で左膝痛を自覚していた.近医を受診し,X線像で左膝関節内に石灰化病変を指摘された.その後は違和感のみで経過していたが,再度クラッチ動作で左膝痛が増悪し歩行困難となり,当科を受診した.
身体所見:膝蓋骨内側下方に腫脹があるものの水腫はなかった.左膝関節ROMは15°~110°であった.
X線所見:図1に初診時左膝関節単純X線像を示す.
© Nankodo Co., Ltd., 2020