連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
前原 博樹
1
1琉球大学附属病院診療准教授
pp.49-50
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_49
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
Question
症 例.19歳,男.ウエイトリフティング選手.
主 訴:右膝の疼痛.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:数ヵ月前より右膝痛およびウエイトリフティング時の右下腿脱力感を訴えていた.右膝の疼痛が増強し近医を受診し,右膝内障を疑われ当科を紹介され受診となった.
身体所見:右膝関節可動域(ROM)制限はなかった.歩行時痛はなく,膝伸展時の疼痛があった.McMurrayテスト,Apleyテスト,Lachmanテスト,前方引き出しテストはすべて陰性であった.
X線所見:図1に初診時右膝関節単純X線像を示す.
© Nankodo Co., Ltd., 2019