連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
今井 浩
1
1愛媛大学整形外科講師
pp.367-368
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_367
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Question
症 例.41歳,男.
主 訴:右股関節痛
家族歴:特記すべきことはない.
既往歴:うつ病,アルコール性肝障害,急性膵炎.
現病歴:重量物をもつ仕事をした後に右股関節痛が出現した.改善傾向がなかったため近医を受診した.治療目的で当院を紹介され受診となった.
身体所見:2本杖歩行,杖なしでは右股関節痛のため跛行を認めた.右にScarpa三角での圧痛があった.両側とも明らかな開排制限はなかった.両側ともPatrickテストは陰性であった.
血液検査所見:GOT 46U/l(9~37U/l),GPT 67U/l(3~49U/l)γ-GTP 105U/l(6~71U/l)であった.
X線所見:図1に当院初診時両側股関節X線正面像を示す.
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