書評
『整形外科医のための手術解剖学図説(原書第5版)』
大鳥 精司
1
1千葉大学大学院整形外科教授
pp.1274-1274
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_1274
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- 文献概要
Stanley Hoppenfeld先生,Piet de Boer先生,Richard Buckley先生共著の “Surgical Exposures in Orthopaedics;The Anatomic Approach. Fifth Edition” の翻訳版『整形外科医のための手術解剖学図説(原書第5版)』(辻陽雄先生,長野昭先生監訳)が発刊された.初版の発刊から30年以上にわたり,整形外科医師に幅広く購入され,われわれにとってはバイブル的な存在である.俗に「ホッペンフェルド」と呼ばれ,整形外科1年生にとっては必須の教科書である.手術前夜には必読し,オーベンからの当日の質問に覚えたての知識を披露した記憶が昨日のことのように思い出される.そして今,小生は整形外科24年生であるが,あらためてその内容を拝読するに,正確な三次元的解剖アプローチ図,色使い,解説,また的確な監訳,すべてに調和がとれ,完成度が高いものと感銘を受ける.
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