連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
浜田 大輔
1
1徳島大学整形外科講師
pp.1157-1158
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_1157
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Question
症 例.70歳,女.
主 訴:右膝痛.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:数年前から歩行開始時に右膝の痛みがあったが歩行に支障はなかった.2週間前自宅の段差でつまずいた瞬間から右膝痛が増悪し,外用剤で経過をみていたが痛みが続くため受診となった.
身体所見:右膝関節に軽度の腫脹,熱感があり,膝蓋大腿関節内側に圧痛を認めた.可動域(ROM)は−5°~130°と制限を認めた.歩行は可能だが荷重時に右膝の痛みが強かった.受傷直後より痛みは強くなっていた.
X線所見:図1に初診時右膝X線立位正面像および臥位側面像を示す.
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