Japanese
English
経験と考察
腰椎椎弓形成術の手術後創部痛に対するアセトアミノフェン静脈注射薬の投与効果
Evaluation of postoperative pain after lumber fenestration with intravenous acetaminophen usage
田中 誠人
1
,
重松 英樹
1
,
岩田 栄一朗
1
,
森本 安彦
1
,
増田 佳亮
1
,
田中 康仁
1
M. Tanaka
1
,
H. Shigematsu
1
,
E. Iwata
1
,
Y. Morimoto
1
,
K. Masuda
1
,
Y. Tanaka
1
1奈良県立医科大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Nara Medical University
キーワード:
intravenous acetaminophen
,
pain management
,
laminoplasty
Keyword:
intravenous acetaminophen
,
pain management
,
laminoplasty
pp.1354-1355
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei68_1354
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は じ め に
術後の疼痛管理は患者の苦痛を軽減するのみでなく,早期離床,リハビリテーションの進行,入院期間の短縮などに影響するといわれている1~3).2013年にアセトアミノフェン(APAP)静脈注射薬が発売された.超急性期の手術直後に使用し,創部の疼痛緩和効果が期待される.しかしながら,われわれが渉猟しえた限りでは,これまでに脊椎術後疼痛管理においてAPAP静脈注射薬の有用性について検討した報告は少ない.本研究の目的は,腰部脊柱管狭窄症(LCS)に固定を併用しない除圧術を施行した症例の,術後創部痛に対する静脈注射用APAPの効果を検討することである.
© Nankodo Co., Ltd., 2017