書評
FALD診療の手引き
竹原 徹郎
1
1独立行政法人労働者健康安全機構関西労災病院 病院長
pp.469-469
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_469
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- 文献概要
肝疾患はわかりやすいものからわかりにくいものに変化している.わが国はB型肝炎やC型肝炎による慢性肝臓病が多く,その対応が国をあげての大きな課題であったが,このような疾患のリスクは肝炎ウイルスマーカーの陽性・陰性で判別され,そういう意味ではわかりやすい疾患である.一方,近年増加の著しい非ウイルス性肝疾患の代表である脂肪肝は,脂肪肝の有無だけでは進行する慢性肝疾患の判別には不十分であり,膨大な脂肪性肝疾患患者のなかから,どのようにして疾患リスクを効率的に層別化していくかが大きな課題になっている.非ウイルス性肝疾患には多岐のものがある.本書で取り上げられているFALDは,脂肪性肝疾患に比べるとまれな疾患ではあるが,密かに進行するという意味では,決して見逃してはいけない病態の一つである.
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