書評
脳神経内科はじめました―問診力×神経診察×画像診断で95%以上診断できる!!
桑原 聡
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1千葉大学大学院医学研究院脳神経内科学 名誉教授
pp.825-825
発行日 2025年10月1日
Published Date 2025/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_825
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- 文献概要
神経疾患の診療・研究は分子生物学,画像診断の飛躍的発展を受けて,病態が次々に明らかにされ,その病態に基づく分子標的治療の時代に入っている.しかし,一線の神経疾患診療において最も重要なのは病歴に基づいて最短・最速の診断に向かうオリエンテーションであり,この普遍的意義は今後も確固として変わらない.同時に臨床医は,古典的王道の神経診断学と,発展を続ける新技術を有機的に結びつけ,最も効率的な診療を行うことが求められている.
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