Internal Medicine Volume 136, Issue 3 （September 2025）

臨床雑誌内科 136巻3号（2025年9月発行）

特集最近よく聞く他科の薬―先生の外来にこの薬を使っている患者さんがきますよ

第9章　糖尿病・代謝・内分泌

［糖尿病治療薬（GIP/GLP-1受容体作動薬）］チルゼパチド（マンジャロ^®）犬飼峰彦 ¹ , 土屋恭一郎 ¹ ¹山梨大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科 pp.666-671

発行日 2025年9月1日 Published Date 2025/9/1

DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_666

PDF(620KB)

▪持続性GIP/GLP-1受容体作動薬で，強力な血糖降下作用を有する．

▪1回使い切り注入器による週1回皮下注射（2.5～15mg），維持用量は5mgである．

▪主な副作用は悪心・嘔吐などの消化器症状である．

▪低血糖リスクは単剤では低いが，スルホニル尿素薬やインスリンとの併用時は注意する．

▪食欲抑制作用と体重減少効果から，BMI低値やサルコペニアリスクのある高齢者などには慎重な投与判断が必要である．

基本情報

電子版ISSN 2432-9452 印刷版ISSN 0022-1961 南江堂

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