特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第7章:肝・胆・膵
[肝腫瘤]血管腫,肝細胞がん
淺岡 良成
1
1帝京大学医学部 内科学講座
pp.864-868
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_864
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プライマリケアでここまでできる!
・特徴的な所見を有する血管腫は,病歴や血液検査で低危険群であることを確認し,腹部超音波検査を中心とした画像検査で経過観察する.
・専門施設で血管腫や限局性結節性過形成など良性病変と診断された症例の経過観察も腹部超音波検査を中心とした画像検査で行う.
ここからは専門医に任せよう!
・血管腫に典型的な所見を有さない症例の初回評価は造影検査を検討する必要があるため,専門医に紹介する.
・造影検査を避けたい症例も専門医に任せたほうがよい.

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