特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第4章:リウマチ・膠原病
[高齢者の筋骨格痛]リウマチ性多発筋痛症,結晶誘発性関節炎
三輪 裕介
1
1昭和大学横浜市北部病院内科系診療センター 内科
pp.695-699
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_695
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プライマリケアでここまでできる!
・リウマチ性多発筋痛症(PMR)は,問診と診察で疾患を推定し,血液検査と関節X線により関節リウマチ(RA)などを否定できる.
・短期間のステロイド治療による反応をみることができる.
・結晶誘発性関節炎は,関節X線,関節液検査にて診断できる.
ここからは専門医に任せよう!
・PMRは,ステロイド治療が不応もしくは不十分な反応の場合は専門医に任せよう.
・結晶誘発性関節炎は,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)治療が不応もしくは不十分な反応の場合は専門医に任せよう.

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