特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第10章:腎臓
[蛋白尿]慢性腎炎症候群,IgA腎症
坂井 正弘
1
1浦安ツバメクリニック
pp.1008-1014
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_1008
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プライマリケアでここまでできる!
・問診と血液・尿検査によって慢性腎炎症候群を診断し,適切なタイミングで病診連携を行うことができる.
・見逃してはいけない緊急性の高い病態の可能性を想起し,適切な問診と診察を追加することができる.
・蛋白尿のある慢性腎臓病(CKD)患者に,適切な治療介入を行うことができる.
ここからは専門医に任せよう!
・腎生検の最終的な適応判断を含め,慢性腎炎症候群の原疾患特定は専門医に任せよう.
・IgA腎症など慢性腎炎症候群に対する疾患特異的な治療介入は専門医に任せたほうがよい.

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