特集 内分泌疾患診断のための5 Steps―「見逃しやすい」を「見逃さない」に変えるために
[Step 4] 画像モダリティを選択して評価する
下垂体疾患におけるMRI検査
岩間 信太郎
1
,
有馬 寛
2
1名古屋大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科
2名古屋大学大学院医学系研究科 糖尿病・内分泌内科学
キーワード:
MRI
,
下垂体炎
,
下垂体腫瘍
,
下垂体茎
,
下垂体機能低下症
Keyword:
MRI
,
下垂体炎
,
下垂体腫瘍
,
下垂体茎
,
下垂体機能低下症
pp.280-284
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_280
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▪MRIは視床下部下垂体疾患における画像診断法の第一選択である.
▪下垂体MRI冠状断画像の所見に基づく下垂体腫瘍の進展度(Knosp分類)は,腫瘍の海綿静脈洞内浸潤を予測するために用いられる.
▪下垂体腫瘍の局在診断には造影MRIが有用である.
▪視床下部下垂体炎では造影T1強調画像において強い造影増強効果が認められる.
© Nankodo Co., Ltd., 2023