特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第9章:内分泌
糖尿病
小堀 勤子
1
1朝日生命成人病研究所附属医院 糖尿病代謝科
pp.960-963
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_960
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■問診
・口渇,多飲,多尿,体重減少,易疲労感などの自覚症状の有無と出現時期
・合併症を疑う症状の有無(視力低下,両側性の足のしびれ感・疼痛・異常感覚,発汗異常,便秘・下痢,勃起障害など)
・受診の動機,過去の血液・尿検査における高血糖や尿糖の指摘の有無とその時期
・既往歴,体重歴(20歳時体重,最大体重とその時期),嗜好(飲酒,喫煙,間食,清涼飲料水),妊娠・出産歴
・糖尿病家族歴
・すでに糖尿病と診断されている場合は,治療歴や血糖コントロール状況,これまでに糖尿病教育を受けたことがあるか.通院中断歴がある場合はその理由・心境を聴取する
・治療に影響する社会的背景:職業,現在の家族構成,生活状況(高齢独居,単身赴任,外食中心など)
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