特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第4章:膠原病
結晶性関節炎
蓑田 正祐
1
1諏訪中央病院 リウマチ膠原病内科
pp.724-727
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_724
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■問診
・結晶性関節炎を疑う状況は,関節痛を訴えるとき,発熱や炎症反応高値など炎症病態を疑うときである
・筋骨格系症状をみたとき,「関節内/外」「単(少)/多」「急性/慢性」「炎症性/非炎症性」「対称性/非対称性」「末梢型/軸関節型」を問診・診察・検査・経過観察を組み合わせて鑑別し,診断・マネジメントを行う(図1)1).結晶性関節炎では急性単関節炎のパターンをとることが多い
・痛みの問診をOPQRSTに沿って聴取する
・誘発因子同定のため,既往/併存疾患や薬剤歴,生活歴を聴取する
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