特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療
リウマチ,膠原病と鑑別すべき疾患
結晶性関節炎
星 哲哉
1,2
1手稲渓仁会病院総合内科
2手稲渓仁会病院家庭医療科
pp.2086-2092
発行日 2014年11月10日
Published Date 2014/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200122
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
◎単関節炎をみた時は,まず結晶性関節炎(痛風,偽痛風)と化膿性関節炎を考える.
◎結晶性関節炎を診断すると同時に,化膿性関節炎を確実に除外する.否定できない時は,そうとわかるまで化膿性関節炎も同時に治療する.
◎急性結晶性関節炎の初期治療は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)とコルヒチンが中心となる.
◎痛風発作の予防には尿酸降下薬が治療の中心となるが,その適応を理解しておくことが重要である.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.