特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第10章 代謝・内分泌
下垂体前葉機能低下症
蔭山 和則
1
,
大門 眞
1
1弘前大学大学院医学研究科内分泌代謝内科学講座
pp.957-960
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_957
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診断基準
下垂体前葉ホルモンには,成長ホルモン(growth hormone:GH),副腎皮質刺激ホルモン(adrenocorticotropic hormone:ACTH),プロラクチン(prolactin:PRL),ゴナドトロピン(黄体化ホルモン(luteinizing hormone:LH),卵胞刺激ホルモン(follicle-stimulating hormone:FSH)),甲状腺刺激ホルモン(thyroid-stimulating hormone:TSH)がある.これらのホルモンの基礎分泌量や分泌予備能力が低下もしくは消失した状態を,下垂体前葉機能低下症という1).
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