特集 緊急受診してくる呼吸器疾患―「息が苦しい」という患者が来院したとき,どのように対応できますか?
呼吸器感染症による緊急受診
市中肺炎の重症度評価
久田 修
1
1自治医科大学附属病院呼吸器内科
キーワード:
市中肺炎
,
重症度
,
A-DROP
,
入院適応
Keyword:
市中肺炎
,
重症度
,
A-DROP
,
入院適応
pp.65-68
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika123_65
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Summary
▪市中肺炎では,まずはじめに,重症度の評価に基づき「治療の場所」を決定することが重要である.
▪重症度評価には,A-DROPシステムが推奨される.
▪A-DROPスコアで中等度(1~2点)以上が入院適応の目安であるが,基礎疾患,経口摂取の可否などを評価して,総合的に判断する.
▪外来治療においては,治療開始3日後に有効性の評価を行い,無効で悪化傾向のある場合は,入院を考慮する.
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