特集 ここまできた循環器領域の低侵襲治療
Overview
心構造疾患(structural heart disease)に対する低侵襲治療
林田 健太郎
1
Kentaro HAYASHIDA
1
1慶應義塾大学医学部循環器内科
キーワード:
経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)
,
MitraClip
,
大動脈弁狭窄症(AS)
,
僧帽弁閉鎖不全症(MR)
,
心構造疾患(SHD)
Keyword:
経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)
,
MitraClip
,
大動脈弁狭窄症(AS)
,
僧帽弁閉鎖不全症(MR)
,
心構造疾患(SHD)
pp.207-212
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_207
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Summary
▪経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)は2002年にfirst-in-man(FIM)が行われ,本邦でも2013年から保険償還されており,全世界中で急速に普及している.
▪TAVIの適応は当初外科手術困難,高リスク例に限定されていたが,近年のRCTの成績より中等度リスクまで拡大し,現在低リスク患者に対する治験が進行中である.
▪MitraClipは僧帽弁閉鎖不全症に対するカテーテル治療であり,本邦でも2018年より保険償還された.
▪そのほか左心耳閉鎖デバイスや先天性心疾患に対するカテーテル治療も発展している.
© Nankodo Co., Ltd., 2018