特集 エビデンスを2型糖尿病臨床にどう生かせばいい?―Evidence Based MedicineをReal Worldへ
糖尿病薬物療法
糖尿病の薬物療法の考え方
西村 理明
1
Rimei NISHIMURA
1
1東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科
キーワード:
薬物療法
,
日本糖尿病学会
,
ADA(American Diabetes Association)
,
EASD(European Association for the Study of Diabetes)
Keyword:
薬物療法
,
日本糖尿病学会
,
ADA(American Diabetes Association)
,
EASD(European Association for the Study of Diabetes)
pp.49-54
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_49
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Summary
▪日本糖尿病学会による薬物療法のガイドラインでは,大きな流れを規定し,そのなかで,主治医が病態と患者の嗜好を勘案しながら,ベストの治療を選択するという方針が根底に流れている.
▪ADA/EASDによる薬物療法のガイドラインでは,具体的な薬物の選択肢が示されており,多くの選択肢のなかから,最適と考えられる治療法を選択すればよい.
▪実臨床においては,両ガイドラインの長所・短所を十分に理解したうえで,個々の症例ごとに最適な治療法を選択することが理想的である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018