連載 未来の専門医を育てる!
北陸の地で質の高い呼吸器外科医を育てる―金沢大学の取り組み
齋藤 大輔
1
,
松本 勲
1
D. Saito
1
,
I. Matsumoto
1
1金沢大学呼吸器外科
pp.689-692
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu78_689
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金沢大学医学類は日本でも屈指の長い歴史を有する医学校の一つで,その前身である旧加賀藩時代の彦三種痘所開所の1862年から数え,2025年で163年目を迎えた.開所翌年の1863年に外科学講座が開設され,1923年に第一外科,第二外科の講座制がとられ,呼吸器外科,心臓血管外科は主に第一外科が担当してきた.2020年には約100年の時を経て外科学講座が再編され,呼吸器外科学講座,心臓血管外科学講座,消化管外科学/乳腺外科学講座,肝胆膵・移植外科学/小児外科学講座の4つの講座と6つの診療科に分かれた.そして,2023年1月に呼吸器外科学講座の初代教授が決まり,新講座としての船出となった.

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