まい・てくにっく
肺静脈根部での手縫いによる閉鎖のコツと注意点
佐藤 雅昭
1
,
眞庭 謙昌
2
1東京大学呼吸器外科
2神戸大学呼吸器外科
pp.672-673
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu75_672
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肺静脈根部を閉鎖する際,ステープラーではなくあえて手縫いにする場合とは,腫瘍や癒着などでステープリングする距離がとれない場合,または生体肺移植ドナーなどの特殊な場合に限られる.当然,鉗子で中枢をクランプしての縫合閉鎖となり,縫合の手技自体はむずかしいものではないが,一歩間違えると致命的な大出血につながりうる.これを避ける方策は次の3点に集約されると考える(図1).
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